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学歴フィルターの現実-MARCH(マーチ)が低学歴・Fランな理由。早慶との差とは?就職先は?

就職・転職時における、MARCH(マーチ)のプレゼンスを徹底解明

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こんにちは、Gaicon-marchです。

 

今回は、転職活動にあまり関係の無いエントリです。

我が母校でもあるMARCHについて書きたいと思います。

 

はじめに断っておきたいのは、僕は母校が好きだし、母校に入って良かったと思っています。

ただもしかすると、今回のエントリに全く興味が無い人もいるかもしれません。

また、不愉快な気持ちになる人もいるでしょう。

 

しかし、事実を受け止めることは重要なことだと思うのです。

だからこそこの記事を通して、MARCH生・OBに伝えたいのです。

MARCHコンプレックス

私はMARCHコンプレックスである。

つまるところ、MARCH卒生であることが猛烈に恥ずかしく、隠していきたい経歴ということだ。

 

それはなぜか?

MARCHは中学歴(私の会社では低学歴)、ブランド力無し、特徴無し という全てが中途半端な大学だからだ。

反発する人もいるだろう。

 

「MARCHは全体的に見ると高学歴だし、関東ではブランド力もある」

 

断言しよう。

低学歴だし、ブランド力など無い。

 

そもそも君たちが言う”全体”とか”ブランド力”ってなんだ?知名度の話?

知名度の高い大学なんて箱根駅伝に腐る程出てるだろう。

 

残念ながら、これはMARCH生(OB含む)のような中途半端な人たちがまず受け入れなければいけない事実だ。

ついでに言っておくが、それ以下の私立など論外だ。

このような前提で今回のエントリを書き進めてまいります。

 

また、評価するにあたっては、なるべく数値を基にした定量的な切り口で書いていこうと思います。

途中で気分が悪くなったり、具合が悪くなった方は至急、このエントリから離脱をお願い致します。

学歴フィルターとは何か?

それではまず、MARCHを阻む大きな壁について書いていこう。

ここでいう大きな壁とは、学歴フィルターのことである。

 

知っている人も知らない人もいると思うけど、言葉の定義自体が曖昧なんですよ。

なので、本章ではMARCHにとっての超えられない壁(学歴フィルター)について詳しく述べていく。

学歴フィルターの定義

就活や転職活動でよく耳にする”学歴フィルター”という言葉。

 

私も、就職活動時、また二回にわたる転職活動時に嫌というほど耳にしてきた。

正直、言葉の意味とか、なぜそんなものがあるのとか最近までは考えたことすらなかった。

なんとなく、企業が応募者を選定するための一つのフィルターとして、あって当然のものだと思っていた。

そして何より、MARCH学生だった僕は、その学歴フィルターで弾かれることなんて無いと思っていた

 

何の根拠もないのに、MARCHは”社会的に価値の高いブランド”だと思い込んでいたわけだ。アーメン。

この学歴フィルターとは企業によっても定義や基準が異なるのだが、社会通念的には、どのように捉えられているのかについて調べてみよう。

 

東洋経済Netのある記事で、学歴フィルターについて以下の定義がされていた。

東洋経済新報社と言えば、「四季報」の出版社である。

ソースとして、ある程度信用はできそうだ。

学歴フィルターとは、文字通り、学校名で選考対象を絞っていくもの。特定の大学の学生には、インターンシップやセミナーの案内を送る一方で、それ以外の大学には情報を送ることはない。企業の中には、学生を選考する際にも学歴でフィルターをかけており、その対象でない大学に在籍する学生が選考に入れることはない。これが学歴フィルターだ。

ここまでは、皆さんも同じ認識だろう。

就職の説明会やエントリーシート、転職時の履歴書など書類選考において、学歴フィルターが適用されている。

学歴フィルターが存在する理由

学歴フィルターを適用する理由は簡単で、企業側は応募者をふるいにかけているのだ。

人気企業なら当然のことだ。

ここまでは、いい。どれだけバカでも知っていること。

 

では、学歴フィルターを適用することは本当に正しいのか?そうすべきなのかということが問題だ。

 

つまり、学歴フィルターとは本当に合理的なシステムなのか?ということだ。

これについての答えは”Yes”である。

 

なぜ合理的かというと、ビジネスパーソンとして活躍していくうえでの必要な能力は、

受験勉強で一部養われるものだからである。

ビジネスパーソンに必要な能力とは、以下の3つに分けられる。

  • 地頭力
  • 知識•記憶力
  • 対人感性力

一旦、それぞれの能力についての細かな説明は省くが、

  • 地頭力→地頭がいい
  • 知識•記憶力→物知り
  • 対人感性力→機転が利く

といったところだろうか。

 

受験勉強によって、この中の「地頭力」と「知識•記憶力」が養われるとされている。

 

まあ、日本の大学受験は主に「知識•記憶力」のテストに偏りすぎているものの、やはり旧帝大などの上位国立大を受験する際には、一定の地頭力が必要となる。

そのため、

偏差値が高い大学

=地頭力及び知識・記憶力が高い

=優秀

と定義するのであれば学歴フィルターは当然なのだ。

 

特にコンサルティングファームや投資銀行といった企業は、地頭力を重視する傾向にあり、面接の際にはケース面接を設けている。

※理由は前述の通り、日本の大学は記憶力のテストに偏重しすぎているため、大学名だけでは判断しない。

 

少し蛇足になるが、日本の大企業などは、外資系コンサルや投資銀行と違って、まだまだ知識•記憶力や対人感性力だけで個人の能力を評価する傾向が強い。

 

下の図を見ていただきたいのだが、3つの点を結んだ時に、体積として最も大きくなる=それぞれ3つの能力の向上に比例して、個人の能力が上がるということだ。

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上記の画像のレガシー会社人と言うのは、今まで知識や対人感性力だけで勝負してきた人間だ。

 

もちろん、物知りで、上司からも使いやすい人材というのは、これまでの時代であれば非常に価値のある人材だった。

 

しかしこれからは、そういった人間は淘汰されてしまう。

知識は調べればいいからである。

必要なのは、調べた情報をどのうように整理し、活用していけばいいのかということをスピード感持って思考できる人間である。

 

つまり、それに必要な地頭力は欠かせないピースである。

 

まあこの辺は、以下の「地頭力を鍛える」という書籍を参考にしていただきたい。

※コンサルのケース面接とかでも非常に役立つ良書です。

兎にも角にも、企業はただ単に、予備校が勝手に作り出した偏差値を見て、偏差値が高いから優秀だろう!と乱暴に決めているわけではないということを

 

お分かり頂けただろうか。

ゆえに、学歴フィルターは今も昔も、非常に合理的で重要なフィルタリング作業の1つと言える。

どの大学から学歴フィルターで弾かれるのか

学歴フィルターについて長々と書いてしまったが、「そんなこと知っとるわ!」という方も多いだろう。

学歴フィルターが存在していることは避けられない事実だ。

それは、割り切るからいい。

 

問題なのは、学歴フィルターで弾かれる大学はどこからか?である。

 

結論から言うと、それは企業によって異なる。と言うのがもっともな回答だ。

しかしながら、みなさんが知りたいことは、(”自分たちが受けるような企業は”)どの大学から、学歴フィルターで弾くのか?

と言う前提込みの話だろう。

 

下の一例を見ていただきたい。

これはヒューマックスデザイン研究所というところが出している学歴フィルターの例である。

確固たる信用はできないものの、この内容と私の認識が近かったため、参考程度としてあげさせていただく。

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ここから読み取れることはなんだろうか?

もうお察しだろうか?

MARCH層が学歴フィルターで切られないのは、東証一部上場(ん?それどこ?的な企業がメイン)となっている。

 

これは大方私の見解と同じだ。

つまり、MARCHレベルで学歴フィルターにかからないのは、知名度があまり高く無い上場企業ということになる。

悲しいかなこれが現実。

 

ちなみに、MARCHでも一応ESが通ったりする知名度の高い企業もある。

例えば、テレビキー局、広告代理店、メーカーなど。

ミーハーな大学生がこぞって応募する言わずと知れた人気企業。

(何がそんなにいいんですかね?)

まあこの辺はたまーにMARCH層でも通るんですよ。

こういう企業は公表倍率を上げるためにわざと低学歴の奴らに応募させたりしてるって事実に気づいた方がいいですね。。

 

MARCHレベルの学生からしたら、商社すげー!テレビ局すげー!メーカーすげー!銀行すげー!

という感じですが、学歴の壁を感じる企業を受けてない(厳密にいうとアホすぎて知らない)だけなんですよね。

MARCHレベルではESすら出せないくらいのフィルターが存在してることに、まず気づこう。

低学歴MARCHの現実

前章では、就職及び転職時には学歴が大きく影響しており、それが学歴フィルターであること、また一般的に知名度の高い企業においては、MARCHレベルの学生がフィルターによって弾かれることを知って頂いた。

 

本章では、「そもそも難関企業とは何か?」や、MARCH生に人気な就職先を見ることで、いかにMARCH生の視座•意識•レベルが低いかを認識していこう。

一般的な難関企業

まず、以下の就職偏差値を見て頂きたい。

就職偏差値とは、主に2chで生まれた就職難易度(仮)のようなものだ。

そもそも特定機関に作られているものでは無いため、信頼性は担保されていないが、毎年、就活生の意見を基にブラッシュアップされており、精度は高いと思う。

就職偏差値を公表しているサイトは数多あるが、中でも以下のランク付けは私の意見と概ね一致している。

スーパーエリート層ライン

[74] マッキンゼーアンドカンパニー、ゴールドマンサックス

[73] ボストンコンサルティング、モルガンスタンレー

[72] ペインアンドカンパニー、ドイツ銀行

[71] ブーズ・アンド・カンパニー、A.T.カーニー、UBS、メリルリンチ

[70] 日本銀行、バークレイズ、BNPパリバ、クレディ・スイス、RBS、ローランド・ベルガー、アーサー・D・リトル

入社すれば人生安泰!超一流の大手企業ライン

[69] 国際協力銀行 東京海上日動(SPEC) 三菱総研 アクセンチュア(戦略)

[68] 日本政策投資銀行 フジテレビ 三井不動産 三菱地所 LVMH ドリームインキュベータ

[67] 三菱商事 日テレ 三大出版 日本取引所 HSBC みずほ(GCF) 野村証券(コース別)

[66] 三井物産 日本郵船 NHK TBS テレ朝 電通 三菱東京UFJ銀行(戦財) 日本財団 JICA

[65] 伊藤忠商事 住友商事 JR東海 博報堂 トヨタ 商船三井 テレ東 野村総研(コンサル) デロイトトーマツコンサルティング

東大・京大・慶応・早稲田なら有利ライン

[64] 丸紅 国際石油帝石 共同通信 日経 読売 朝日 準キー JXエネ 任天堂 新日鐵住金 農林中金 コーポレイトディレクション 日本経営システム 日本証券金融 三菱UFJリサーチ&コンサルティング PwC IBM(コンサル)

[63] JR東 小田急 京王 阪急 東急 東ガス 中電 出光シェル ドコモ 東急不動産 ホンダ サントリー 三菱重工 味の素 旭硝子 JFE 信越化学 NTTデータ経営研究所 EYアドバイザリー

[62] 東京海上 東電 JRA 住友不動産 東京建物 日産 キリン 三菱化学 日本総研(コンサル) みずほ総研(コンサル)

[61] JR西 大ガス 関電 中日 毎日 時事 東燃 資生堂 花王 日清製粉 アサヒ 三菱UFJ信託 川崎汽船 富士フィルム 住友化学 大和総研(リサーチ) みずほ情報総研(リサーチ) IBM(IT)

[60] 日本郵便 首都高速 KDDI JT 豊田通商 双日 住友電工 デンソー 日揮 日立 三菱電機

頑張れMARCHライン

[59] 三菱東京UFJ銀行(OP) 日本生命 産経 地電 電源開発 NEXCO NTTデータ 東レ 富士ゼロ 川崎重工 コマツ 森トラスト キーエンス キヤノン ANA 三井住友信託 武田薬品 三菱マテリアル アクセンチュア(非戦略)

[58] SMBC JFC MS海上 NKSJ 第一生命 3Mジャパン 日東電工 森ビル シグマクシス NEXCO東西 三菱倉庫 メタルワン 神戸製鋼 伊藤忠丸紅鉄鋼 旭化成 三井化学 IHI 村田製作所 ADK ソニー 野村総研(IT) ブリヂストン

[57] みずほ銀行(OP) あいおいニッセイ同和 明治安田生命 住友生命 商工中金 郵貯銀行 NTT東西 野村不動産 私鉄下位 阪神高速 JX金属 JSR 豊田織機 リコー NTTコム 富士通(SE除く) クラレ 帝人 富士通総研 日本能率協会コンサル

[56] JR九州 昭和電工 古河電工 島津製作 ニコン サッポロ 鹿島 住友金属鉱山 宇部興産 住友倉庫 ソフトバンク かんぽ生命 日本総研(IT) アビームコンサルティング

[55] りそな銀行 日立化成 日本製紙 日本板硝子 大陽日酸 積水化学 バンダイ 三菱ガス化学 YKK オムロン アドバンテスト コニカミノルタ 明治製菓 大林組 清水建設 竹中工務店 日立コンサルティング 三井倉庫 大和総研(IT) みずほ情報総研(IT)

以下出典サイト

https://womagazine.jp/44853

http://www.rikei-shakaijin.com/entry/2016/03/08/090000

http://career-information.com/3787

 

この格付では、外資金融•外資コンサルを頂点に、商社やマスコミといった面々がランクインしている。

もちろん、上記と異なる意見はあると思うが、ひとまずこれを社会的に価値の高い難関企業と定義しよう。

MARCH生の就職先

次にMARCH生に人気がある企業を見てみよう。

東洋経済にて面白い記事を見つけたため、以下を見ていただきたい。

 

上記はMARCHの中で3大学のみだが、就職偏差値ランキングと照らし合わせて見ると、見事なまでに頑張れMARCHラインの企業が多くランクインしているではないか。

たまに商社やマスコミといった企業は入ってくるものの、まあこれはミーハー学生枠ということで、MARCH以下(日東駒専とか)で同じランキングを取ったところで同様の結果になるだろうから無視する。

 

話を戻すと、このランキングを見る限りMARCH生は保険やメーカー、インフラなどに行きたがっている。

なんて視座が低いのだろう。

この東洋経済のランキングにはおそらく外資系の企業などが含まれていないということを差し引いても、もう少し難関企業が上位ランクインしてもいいのではないか?

 

なぜこういう結果になっているのかを考えてみた。

  • MARCH生はそもそも難関企業に入ることを諦めている
  • MARCH生は情弱なのでどこが難関企業なのかわかっていない

 

上記の2つが思い浮かんだのだが、おそらく後者だろう。

つまり、MARCH生は何が社会的に価値の高い企業かわかっていないのだ。

 

それには様々な要因があるだろう。

周りにレベルの高い人がいない、自分自身の意識が低いなど挙げればきりがない。

しかし、本章で明らかになったことは、

MARCH生は視座•意識•レベルが低いということである。

 

次章では、”なぜMARCH生がダメなのか?”について詳しく書いていこうと思う。

ここまで読み進めて頂いたのならば、懲りずに最後までお付き合いいただきたい。

なぜMARCHはダメなのか?

本章では、なぜMARCHがダメなのか?について書いていく。

ここからは、今までとは違い私の定性的な評価に基づく内容が多くなってしまうと思うが、ご了承いただきたい。

”とりあえず•••”の末路がMARCH

私もそうだったのだが、大学受験では「とりあえずMARCH」という選択をした。

高校生だった私は、勉強にがむしゃらになってNo.1の大学に入ることをダサいと思っていた。

むしろ、頑張らなくても入れるMARCHでも十分高学歴だし、就職時には困らないと思っていた。

それらに関しては、後になって大きな勘違いだと気がつき、後悔したわけだが、そういった選択をしてきた学生は私だけではない。

多くのMARCH生は、頑張ること=ダサい と思ってしまう節がある。

斜に構えているという言い方でもいい。

 

しかしこれは社会に出てから圧倒的に不利になる。

なぜなら、頑張れない人間など活躍できるわけがないからだ。

それも、トップ企業になればなるほど。

中には、頑張って頑張ってMARCHに入った人もいるかもしれないが、相当頭が弱くない限りは、誰でも入れる大学だ。

 

まあ、つまるところ”とりあえず”で片付けてしまい、努力ができないというのは、MARCH生がダメである由縁の1つなのだ。

損保・公務員を志望する

これは前章でも記載した。

私の周りにも、金融の営業や役所といった就職先を選ぶ学生が非常に多かった。

 

さらにタチが悪いのは、そういったなんとなく保険、銀行といった企業に内定をもらい、

さも難関企業に受かったような認識でいる輩だ。

(ちゃんと理由があればいいと思うんですよ。)

 

はっきり言うが、そこから内定をもらうことは至って普通レベル。優秀でも何でもない、大衆の一人だ。

 

後ろ指をさされることは無くても褒め称えられるものではない。

就職偏差値が60を切っているわけで、そもそもMARCHの偏差値は60前後なのだから、むしろ妥当なのである。

 

にも関わらず、我が物顔で後輩への就職レクチャーとかを始めた日にはもう終わりだ。

視座の低い学生が、偏差値の低い企業から内定をもらうというイベントを伝統化するつもりか?

MARCHの学生はそういったことをよく踏まえ、もっと視座を高く持った上で就職活動や転職活動に取り組んでいただきたい。

 

つまり、何も考えずに保険や公務員、メーカーを志望するという思考の単細胞具合もまた、MARCHがダメだと言われる1つである。

社会の上位層にいるという勘違い。むしろ下位層だ

さらにMARCHが痛い理由が1つ。

MARCHにいる学生たちは自分が低学歴のFラン学生ということに気づいていない

それに加えて高学歴の部類=社会の上位層にいると思い込んでいる。

大きな勘違いだ。

それを今から解明しようと思う。

 

まず以下のグラフを見て頂こう。

このグラフで見ると、MARCHは上位16%~30%というのがボリュームゾーンとなる

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出典:https://hon.gakken.jp/reference/column/highschoolexam/article/090422.html

 

「上位16%~30%」

はたしてこれを高学歴と呼べるだろうか?

高学歴の基準というのは人それぞれ異なる。

しかし、一般的に考えて高学歴とはせめて上位10%に入るべきではないか?

そもそも、上のグラフにある偏差値25~35ゾーンの数%は高卒の人たちも含まれている。

 

つまり、上場企業の就活や転職活動においてのライバルという中だけに絞ると、

MARCHは上位25~40%くらいになるのではないか?

 

こうなってくると完全に中学歴だ。

全体の中で低学歴とは言わないが、社会的に褒められるようなポジションではないことは確実だ。(弊社では圧倒的に低学歴)

大学自体にブランドが無い

ここはもう完全に主観で書いていくのでお許しいただきたい。

MARCHはよく有名私大と呼ばれることが多いが、知名度以外に誇れるものがあるとは思えない。

<慶応>

法学部など偏差値面を含め、トータルで私大のトップ。経済界には学閥があり、私大の中では上場企業の役員数でも群を抜いている。

また、SFCなど偏差値は低いが目的を絞った学部も社会から一定の評価を得ている。

<早稲田>

慶応と並ぶ私大の雄。実際の偏差値は学部によってピンキリだが、高田馬場など古くからの学生イメージを背負って立つ。政治経済学部は言わずと知れた私大の経済系トップ学部。

<上智・ICU>

実際の偏差値はMARCHにすら劣る学部があるものの、英語力でカバー。

それゆえ、上智=優秀というざっくりとしたイメージが出来上がっており、英文学科ではない学生も社会的評価は高い。

<東京理科大学>

偏差値はMARCHと同等だが、理数系ということでエッジが効いている。

現在の採用傾向として理系>文系という構図が出来上がっているため、MARCHよりも評価が高い。

<MARCH>

学生数が多い。キャンパスがきれい。

以上だ。つまりMARCHは何の特色もない中堅私大であり、

社会から評価されるブランドを構築できていないのだ。

OBに魅力的な人物がいない

これは非常に致命的なファクトだ。

MARCH卒生で社会で活躍している(スポーツ抜きで)人物がどの程度いるのか?ということ。

つまり、それは過去のデータであり、その傾向によって我々が社会で羽ばたけるのかというのを予測できてしまう。

 

先に結論から言うと、MARCH卒生で活躍している人物は非常に少ない。

雀の涙である。特に早慶と比較すると雲泥の差である。

 

今回はスタートアップや起業家周辺に絞るが、以下を見て頂きたい。

<慶応>

松本恭攝(ATカーニー→ラクスル)

佐俣アンリ(ベンチャーキャピタル:ANRI)

クックパッド(佐野陽光)

千葉功太郎(リクルート→コロプラ)

経沢香保子(リクルート→トレンダーズ)

柳澤大輔(ソニーミュージック→カヤック)

有安伸宏(ユニリーバ→コーチユナイテッド創業→エンジェル投資家)

寺田親弘(三井物産→SanSan)

金子 陽三(ゴールドマンサックス→United COO)

田端信太朗(リクルート→ライブドア→現・LINE上級執行役員)

須田将啓(博報堂→エニグモ)

堀江裕介(dely)

平尾丈(リクルート→じげん)

<早稲田>

柳井正(ファーストリテイリング)

松山大河(アクセンチュア→ネットエイジ→ベンチャーキャピタル:East Ventures)

山田進太郎(楽天→メルカリ)

出澤剛(ライブドア→LINE)

古川健介(リクルート→nanapi)

中川綾太郎(元MERY)

夏野剛(Docomo→ドワンゴ取締役)

村上太一(リブセンス)

須藤憲司(リクルート→KAIZEN)

宇佐美進典(VOYAGE GROUP)

小澤隆生(現・Yahoo!執行役員、連続起業家)

小笹芳央(リンクアンドモチベーション)

鉢嶺登(オプト)

木下慶彦(ベンチャーキャピタル:Skyland Ventures)

<MARCH>

ひろゆき(2ちゃんねる)

藤田晋(サイバーエージェント)

瀬戸健(ライザップ)

赤坂優(エウレカ)

真子就有(Div)

全然一部ですが僕がいま思い出した限りを書き出してみた。

一部だけでもけっこうな差がある。

残念ながらこれが現状。

OBで活躍してきた人物が少ないこともMARCHが一目置かれない要因だろう。

MARCH生が人生を逆転させるためには?

長々とMARCHをこき下ろすようなことを書いてきた。

不快に思ってしまった方も少なからずいるでしょう。

 

しかしながら、MARCH生がMARCH生として今後活躍していくためにはこういった現実を認識することは重要だ。

そして認識したうえで、何ができるのかを考えることがもっと重要だ。

 

MARCH生に私から伝えたいことは2つある。

  • No.1を目指そう=トップの難関企業を目指そう
  • Only1になることは起業をすること

 

No.1企業を目指そう。

就職偏差値の高い企業にいこう。銀行で満足してる場合ではない。

そうしなければずっと”普通”の人間として生きていくしかなくなる。

 

学歴という事実は消えないが、幸いなことに、もう一度人生をリセットできる”就職活動・転職活動”というシステムがある。

特に就職活動は、どんなにいい大学に行っていてもみんなが同じスタートラインなのだ。

多少のディスアドバンテージはあるにしろ、同じ会社に入ってしまえば、皆同じなのだ。

 

就職が嫌なのであれば起業をしよう。

社会では、想像している以上に学歴が影響してくる。

たしかに学歴は努力証明としての1つのファクトだ。

しかし、それを盾に威張っている奴らは、自分に自信がないからいつまでも学歴をひきづるのだ。

実績も、年収も無い。

そんな高学歴のやつらはたくさんいる。

そこにしか戦える土俵が無い可哀想なやつらなのだ。

 

私は3社目だが、過去2社においてもそういうやつらは確実にいた。

そういう人間に久しぶりに再会すると、まだそんなことを言っているのかという悲しい気持になる。

 

ただ、実は会社員ではそういうやつらに反論できないのだ。

なぜなら、「所詮MARCHでも入れる会社でしょ?じゃあ俺も入れるよ」と言われてしまうからだ。

根本的に下に見ている奴には何を言っても通用しない。

もはや彼らの頭が悪すぎて理屈の世界ではないのだ。(まあ屁理屈という見方はあるが)

 

だからこそ、起業をしよう。

起業ならば、学歴オタクも反論できないのだ。

なぜなら彼らにはそんな自信も、勇気もないから。

一番いいのは、難関企業→起業だ。

圧倒的な実績を作って、彼らに鵜も言わさずにプライドをズタズタにしてあげよう。

長くなったが、MARCHもしくはMARCHと同等レベルの諸君(関関同立とか)、頑張ろう。

 

人生はいくらでも逆転できるのだ。

かくいう自分が、一番にそれを信じて生きている。